Category Archives: Security Response News

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英国の中小規模企業には、サイバーセキュリティ強化のために最大 5,000 ポンド(およそ 76 万円)の補助金が支給されるようになります。政府の技術戦略委員会(Technology Strategy Board)が実施しているこの Innovation Vouchers 計画は、外部の専門知識に投資することによって企業の「革新的な成長」を促すことを目的としています。社内にまだサイバーセキュリティの専門スキルがなく、新しいテクノロジベンダーと初めて協業しようとしている中小規模企業に対して、政府は 500,000 ポンド(およそ 7,600 万円)の資金を用意しました。

中小規模企業を標的にした攻撃は、増加の一途をたどっています。シマンテックの 2013 年版『インターネットセキュリティ脅威レポート』(英語)によれば、中小規模企業に対する攻撃件数は「2011 年比で 3 倍に増えており、(全攻撃件数に対する)比率も 18 パーセントからほぼ 2 倍の 31 パーセントに膨らんで」います。Microsoft 社による調査でも、サイバーセキュリティが緩い国や地域ほどコンピュータがマルウェアに感染するリスクが高いことが示されており、また Verizon 社も同様に規模の小さい企業に対する攻撃件数が多くなっている傾向を指摘しています。

こうした調査の意義と、政府の補助金政策を合わせれば、企業が今こそセキュリティ強化に乗り出すべきであるという理由には十分でしょう。

 

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2013 年第 1 四半期には、Oracle Java、Adobe Flash、Adobe Reader、および Microsoft Internet Explorer に影響するゼロデイ脆弱性が悪用されているケースが多数確認されました。このブログでは、2013 年第 1 四半期にマルウェアの拡散に悪用されたこれらのゼロデイ脆弱性について詳しく説明します。
 

Java のゼロデイ脆弱性

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シマンテックでは 2013 年 1 月に Oracle Java SE の興味深いゼロデイ問題が頻繁に悪用されているのを確認しました。2013 年 1 月 13 日、Oracle 社は Oracle Java Runtime Environment の複数のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-0422)に関するセキュリティ警告をリリースして、Java SE の複数の脆弱性に対処しました。1 つ目の脆弱性は、JmxMBeanServer クラスのパブリックな getMBeanInstantiator メソッドを使用してプライベートな MBeanInstantiator オブジェクトへの参照を取得した後、findClass メソッドを使用して任意のクラス参照を取得することにより発生します。2 つ目の脆弱性は、sun.reflect.Reflection.getCallerClass メソッドに新しいリフレクション API に関連するフレームをスキップする機能がないことを利用して、java.lang.invoke.MethodHandles.Lookup.checkSecurityManager メソッドによるセキュリティチェックを回避するようにリフレクション API を再帰的に利用することに起因します。

Oracle 社は、CVE-2012-0422 のパッチをリリースした直後に、Oracle Java Runtime Environment のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2012-3174)が悪用されて任意のコードが実行されていることを警告しました。具体的には、この問題は MethodHandle 抽象クラスを使用して sun.misc.reflect.Trampoline クラスのメソッドを呼び出したときに発生します。これにより、セキュリティマネージャを回避することが可能になります。

2013 年 2 月 1 日、Oracle 社は Java SE の 50 件の脆弱性に対処する巨大なパッチ更新をリリースしました。この Critical Patch Update(CPU)は当初 2 月 19 日にリリースされる予定でしたが、デスクトップブラウザでの Java Runtime Environment(JRE)に影響を与える、ある脆弱性が実際に悪用されていたことから大幅に繰り上げてリリースされました。この脆弱性の詳細は現時点で不明です。Oracle 社は追加の修正を 5 件含む改訂版の Critical Patch Update(CPU)を 2 月 19 日にリリースし、2013 年 2 月の CPU による修正は合計 55 件になりました。

2013 年 3 月 4 日、Oracle 社は Oracle Java SE のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-1493)に関する別のセキュリティ警告をリリースしました。この問題は、JVM プロセスでの任意のメモリ読み書きにつながるリモートコード実行の脆弱性に関連します。これにより、攻撃者はメモリを破壊し、セキュリティマネージャコンポーネントを無効にすることができます。
 

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図 1. 信頼されていないアプレットが脆弱性を悪用してセキュリティマネージャを無効にしてシステムリソースにアクセス
 

これらすべての脆弱性の悪用条件は同じです。つまり、認証なしでリモートから悪用して、現在ログインしているユーザーのコンテキストで任意のコードを実行できるということです。攻撃者がこれらの脆弱性を悪用するには、警戒心の弱いユーザーをだまして、悪質なアプレットを含む特別に細工された Web ページにアクセスさせる必要があります。悪用に成功すると、ユーザーのシステムの可用性、完全性、および機密性に影響を与える可能性があります。なお、これらの脆弱性は、サーバーで実行されている Java、スタンドアロンの Java デスクトップアプリケーション、埋め込みの Java アプリケーションには影響を与えません。
 

Adobe Flash Adobe Reader のゼロデイ脆弱性

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2013 年 2 月 7 日、Adobe 社は、Adobe Flash アプリケーションにも影響する Adobe Flash Player のバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-0633)と Adobe Flash Player のリモートメモリ破壊の脆弱性(CVE-2013-0634)に対する修正を含むセキュリティ速報 APSB13-04 をリリースしました。これらの脆弱性は、さまざまな業界を狙ったスピア型フィッシングメールを通じた標的型攻撃で悪用されました。CVE-2013-0633 はリモートバッファオーバーフローの脆弱性であり、CVE-2013-0634 はリモートメモリ破壊の脆弱性です。攻撃者は、これらの脆弱性を悪用して、アプリケーションのコンテキストで任意のコードを実行したり、サービス拒否状態を発生させたりすることができます。実際に検出されたサンプルでは、悪質な Flash(SWF)コンテンツを含む Microsoft Word 文書を電子メールに添付して、それをユーザーに開くように仕向ける手口が使われていました。これらの脆弱性は、特別に細工されたサイトにユーザーを誘導する方法で悪用される可能性もあります。シマンテックでは、これらの脅威を Bloodhound.Flash.19 および Bloodhound.Flash.20 として検出します。

2 月 20 日、Adobe 社は Adobe Reader X に影響を与える Adobe Acrobat および Adobe Reader のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-0640)と Adobe Acrobat および Adobe Reader のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-0641)の 2 つの興味深いゼロデイ脆弱性に対処するセキュリティ速報 APSB13-07 をリリースしました。これらの脆弱性に対する悪用は、その時点で最新の Adobe Reader と Adobe Acrobat のバージョン(サンドボックス保護機能を備えたバージョン X およびバージョン XI を含む)にも影響をあたえるものでした。
 

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図 2. CVE-2013-0640 と CVE-2013-0641 の脆弱性を組み合わせてサンドボックスを回避
 

この悪用はきわめて高機能なもので、高度に不明瞭化された JavaScript、ROP のみのシェルコード、多段式のペイロードなど、複数の回避技術を使用しています。この悪用は 2 段階で動作します。最初の段階では、CVE-2013-0640 の脆弱性を悪用し、サンドボックス化されたプロセス内でコードを実行して悪質な DLL ファイルをペイロードとして投下します。次の段階では、このペイロードを使用してブローカープロセスで CVE-2013-0641 の脆弱性を悪用し、サンドボックス保護を回避してマルウェアを投下します。シマンテックでは、悪質な PDF ファイルを Trojan.Pidief として、投下される 2 つの DLL ファイルを Trojan.Swaylib としてそれぞれ検出します。

2013 年 2 月 26 日、Adobe 社の Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、Adobe Flash Player 用の新しいセキュリティ更新を公表しました。2 月だけで 3 度目のパッチです。最新のセキュリティ速報 APSB13-08 では、Flash の 3 つの脆弱性に対処していますが、そのうち 2 つは実際に悪用されています。これらの脆弱性は、悪質な Flash(SWF)コンテンツを含むサイトにアクセスするよう仕向ける標的型攻撃で利用されました。Adobe Flash Player の不特定のセキュリティ脆弱性(CVE-2013-0643)と Adobe Flash Player のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-0648)を悪用する攻撃は、Mozilla Firefox ブラウザを狙うように設計されていました。具体的には、CVE-2013-0648 の脆弱性は ExternalInterface ActionScript 機能に関連し、CVE-2013-0643 の脆弱性は Flash Player の Firefox サンドボックスのアクセス許可の問題に起因します。
 

Microsoft Internet Explorer の脆弱性

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2012 年 12 月 27 日、Internet Explorer の新しいゼロデイ脆弱性が実際に悪用されているのが確認されました。これは 2013 年のゼロデイ脆弱性ではありませんが、2013 年第 1 四半期にも引き続き悪用されています。2013 年 1 月 14 日、Microsoft 社はこの問題に対処するセキュリティ情報をリリースしました。この脆弱性は、mshtml.dll ファイルで CButton オブジェクトを処理するときの解放後使用エラーに起因します。水飲み場型攻撃の一環として、一部の有名な Web サイトが悪質なコードをホストさせる目的で改ざんされ、そういった Web サイトにユーザーがアクセスすると、コンピュータがマルウェアに感染し、攻撃者が貴重な機密情報を盗み出すことが可能になります。シマンテックでは、水飲み場型攻撃に関する調査文書(『The Elderwood Project』)を以前に公開しており、2009 年以降に確認された標的、増加傾向、攻撃プラットフォームについて詳しく説明しています。

2013 年 3 月 16 日 には Microsoft Internet Explorer の解放後使用のリモートコード実行の脆弱性(CVE-2013-1288)が悪用されているのを確認しました。この問題は、すでに解放され後で再利用される CParaElement オブジェクトを処理するときに発生し、それによって脆弱性を引き起こします。この問題は Microsoft 社によって 2013 年 3 月 12 日にパッチが公開済みです。マルウェア作成者にとって、新しいゼロデイ脆弱性を発見するには費用も時間もかかります。そのため、攻撃者はパッチのリバースエンジニアリングによって脆弱性を理解し、悪質なコードを作成したと考えられます。ほとんどのシステムにはすでにパッチが適用されていたはずですが、パッチ公開後の数日間は攻撃者が狙えるパッチ未適用のシステムが多数存在していた可能性があります。
 

まとめ

合計すると、シマンテックでは 2013 年の最初の 3 カ月間で、Oracle Java、Adobe Flash、Adobe Reader、およびMicrosoft Internet Explorer に影響する 11 件ものゼロデイ脆弱性が悪用されていたことを確認しています。このことは、ゼロデイ脆弱性の発見と悪用が増加していることを示しています。また、これらの脆弱性は広く普及しているアプリケーションで見つかっており、被害が大きくなる可能性があります。これらの脆弱性のほとんどは、悪質なコードをホストしているサイトにアクセスするようユーザーを誘導することにより、インターネット上で悪用することが可能です。さらに、攻撃者は悪用の達成を阻む制限を回避するために、アプリケーションのサンドボックス保護機能の中にまで入り込んで脆弱性を見つけ出し始めました。こうした脆弱性のいくつかは、闇市場で販売されているさまざまな悪用ツールキットで利用されています。

シマンテックでは、以下の基本的なセキュリティ対策にを講じることをお勧めします。

  • すべてのアプリケーションに最新のセキュリティパッチを確実に適用する。ゼロデイ攻撃をパッチで防ぐことはできませんが、すでに公表されている脆弱性から保護することは可能です。
  • ウイルス対策ソフトウェアと IPS の定義を最新の状態に保つ。
  • 怪しいサイトにはアクセスしない。
  • 信頼できない送信元から提供されたファイルは開かない。
  • 実行不可能でランダムにマップされるメモリ領域によって攻撃者が脆弱性を悪用できないようにするなど、セキュリティを何重にも実装する。

 

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寄稿: Avdhoot Patil

テルグ語の映画がフィッシング詐欺に利用されるケースが続発しており、フィッシングサイトで同様の映画がさかんに宣伝されています。映画『Brindavanam』を題材にしたフィッシングサイトもその一例ですが、最近では、テルグ語の映画『Saitan』の魅力的な楽曲がフィッシング詐欺の餌として利用されています。
 

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このフィッシングサイトの左側には、テルグ人女優のサントーシュ・サムラート(Santosh Samrat)さんとスリランカ人女優のアカーシャ(Akarsha)さんが出演する映画『Saitan』の魅力的なミュージカルナンバーの画像が掲載されています。この画像は、この映画の公式サイトから取られたものです。サイトのタイトルは「Samantha & Kajal Very Hot Song」(サマンサとカジャルの超ホットなナンバー)になっていますが、当の 2 人は映画に出演していません。フィッシング詐欺師たちは、有名女優である Samantha(サマンサ)さんと Kajal(カジャル)さんの人気を利用して、大量のファンを集めようとしたのです。

さらにこのページでは、ユーザーにログイン情報の入力を促し、ログインすればビデオが見られると謳っています。ログイン情報を入力すると、映画の公式サイトが表示されますが、そこで流れるのはナーガ・チャイタニヤ(Naga Chaitanya)さんとサマンサ・ルース・プラブ(Samantha Ruth Prabhu)さんが出演する別の映画『Ye Maya Chesave』の別の曲です。

親しみやすいミュージカルナンバーと誤解を招くような有名人の名前を使っていることから、フィッシング詐欺師は、多くのユーザーを集めれば、それだけ多くの個人情報を盗み出せると考えたに違いありません。この手口に乗ってログイン情報を入力したユーザーは、個人情報を盗まれ、なりすまし犯罪に使われてしまいます。今回のフィッシングサイトのホストサーバーは、カナダのモントリオールに置かれていました。

インターネットを利用する場合は、フィッシング攻撃を防ぐためにできる限りの対策を講じることを推奨します。

  • 電子メールメッセージの中の疑わしいリンクはクリックしない
  • 電子メールに返信するときに個人情報を記述しない
  • ポップアップページやポップアップ画面に個人情報を入力しない
  • 個人情報や口座情報を入力する際には、鍵マーク、「https」の文字、緑色のアドレスバーなどが使われていることを確かめ、その Web サイトが SSL で暗号化されていることを確認する
  • ノートン インターネットセキュリティなど、オンラインフィッシングを防止するセキュリティソフトウェアを頻繁に更新する

 

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UK Government Offers Cash to Small Business to Beef Up Security

Small and medium enterprises (SMEs) in the UK are being offered up to £5,000 (approximately $7,600 USD) in order to improve their cybersecurity. The Innovation Vouchers scheme, being run by the government’s Technology St…

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2013 First Quarter Zero-Day Vulnerabilities

In the first quarter of 2013, we spotted quite a few zero-day vulnerabilities affecting Oracle Java, Adobe Flash, Adobe Reader, and Microsoft Internet Explorer being exploited in the wild. This blog discusses the details of these zero-days exploited to spread malware in the first quarter of 2013.
 

Java zero-day vulnerabilities

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During the month of January 2013, we saw some interesting Oracle Java SE zero-day issues being actively exploited in the wild. On January 13, 2013, Oracle released a security alert for Oracle Java Runtime Environment Multiple Remote Code Execution Vulnerabilities (CVE-2013-0422) to address multiple vulnerabilities in Java SE. The first vulnerability occurs in the way the public “getMBeanInstantiator” method in the “JmxMBeanServer” class is used to obtain a reference to a private “MBeanInstantiator” object, and then retrieving arbitrary Class references using the “findClass” method. The second vulnerability occurs because of using the Reflection API with recursion in a way that bypasses a security check by the “java.lang.invoke.MethodHandles.Lookup.checkSecurityManager” method due to the inability of the “sun.reflect.Reflection.getCallerClass” method to skip frames related to the new reflection API.

Immediately, after patching CVE-2012-0422, Oracle alerted the public about Oracle Java Runtime Environment Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2012-3174) being exploited in wild to execute arbitrary code. Specifically, the issue occurs when the “MethodHandle” abstract class is used to invoke a method in the “sun.misc.reflect.Trampoline” class. This can allow the Security Manager to be bypassed.

On February 1, 2013, Oracle released a massive patch update for Java SE addressing 50 vulnerabilities. The Critical Patch Update (CPU) was originally scheduled for February 19, however it was released well in advance because of the exploitation in the wild of one of the vulnerabilities affecting the Java Runtime Environment (JRE) in desktop browsers. The details about this vulnerability are currently unknown. On February 19, Oracle released an updated Critical Patch Update (CPU) with an additional five fixes, bringing the total of fixes in the February 2013 CPU to 55.

On March 4, 2013, Oracle released yet another security alert about Oracle Java SE Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2013-1493). This issue is prone to a remote code execution vulnerability that leads to arbitrary memory read and writes in the JVM process. This allows attackers to corrupt the memory and disable the Security Manager component.
 

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Figure 1. Untrusted Applet exploits a vulnerability to disable the Security Manager and access system resources
 

The exploit conditions for all these vulnerabilities are the same i.e. they are remotely exploitable, without authentication, to execute arbitrary code in the context of the currently logged-in user. To successfully exploit the vulnerabilities, an attacker must entice an unsuspecting user into visiting a specially crafted webpage that contains a malicious applet. Successful exploits can impact the availability, integrity, and confidentiality of a user’s system. Please note that these vulnerabilities do not affect Java running on servers, standalone Java desktop applications, or embedded Java applications.
 

Adobe Flash and Adobe Reader zero-day vulnerabilities

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On February 7, 2013, Adobe released a security bulletin, APSB13-04, that included fixes for Adobe Flash Player Buffer Overflow Vulnerability (CVE-2013-0633) and Adobe Flash Player Remote Memory Corruption Vulnerability (CVE-2013-0634) which also affected the Adobe Flash application. These vulnerabilities were exploited in targeted attacks through spear phishing email messages targeting numerous industries. CVE-2013-0633 is a remote buffer-overflow vulnerability and CVE-2013-0634 is a remote memory-corruption vulnerability. An attacker can exploit these issues and execute arbitrary code in the context of the application or cause denial-of-service conditions. The samples discovered in-the-wild were delivered by tricking users into opening a Microsoft Word document sent as an email attachment that contains malicious Flash (SWF) content. These issues can also be exploited by enticing a user to visit a specially crafted site. Symantec detects these threats as Bloodhound.Flash.19 and Bloodhound.Flash.20.

On February 20, Adobe released a security bulletin, APSB13-07, that contained fixes for two interesting zero-day vulnerabilities, Adobe Acrobat And Reader Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2013-0640) and Adobe Acrobat And Reader Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2013-0641), affecting Adobe Reader X. The exploit for these issues worked in the latest versions of Adobe Reader and Adobe Acrobat that were available at the time, including versions X and XI, which both have a sandbox protection feature.
 

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Figure 2. CVE-2013-0640 and CVE-2013-0641 vulnerabilities combine to bypass sandbox
 

The exploit was highly sophisticated and contained multiple evasion techniques, including heavily obfuscated JavaScript, ROP-only shellcode, and a multi-staged payload. The exploit worked in two stages. The first stage exploited the first vulnerability to have a code execution inside the sandboxed process in order to drop a malicious DLL file as the payload. The second stage used this payload to exploit the second vulnerability in a broker process and bypass the sandbox protection to drop the malware. Symantec detects the malicious PDF file as Trojan.Pidief and the two dropped DLL files as Trojan.Swaylib.

On February 26, 2013, the Adobe Product Security Incident Response Team (PSIRT) announced the availability of new security updates for Adobe Flash Player. This was the third time in February that they patched their code. The latest security bulletin, APSB13-08, addressed three Flash vulnerabilities, two of which were exploited in wild. These issues were used in targeted attacks that trick a user into visiting a site that contains malicious Flash (SWF) content. The exploits used for Adobe Flash Player Unspecified Security Vulnerability (CVE-2013-0643) and Adobe Flash Player Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2013-0648) were designed to target the Mozilla Firefox browser. Specifically, the issue related to CVE-2013-0648 exists in the “ExternalInterface ActionScript” feature and CVE-2013-0643 exists because of a permissions issue with the Flash Player Firefox sandbox.
 

Microsoft Internet Explorer vulnerability

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On December 27, 2012, a new Internet Explorer zero-day vulnerability was discovered being exploited in wild. Although this is not a 2013 zero-day, the exploitation of this issue continued into the first quarter of 2013. On January 14, 2013, Microsoft released a security bulletin containing fixes for this issue. The vulnerability occurred because of a user-after-free error when handling the “CButton” object in the mshtml.dll file. Certain popular websites were compromised to host the exploit as a part of a watering hole style attack. When users visited the compromised website, their computers were infected with malware, allowing attackers to extract valuable and sensitive information. Symantec had earlier published a research document surrounding watering hole attacks (The Elderwood Project) detailing targets, growing trends, and attack platforms that have been seen since 2009.

On March 16, 2013, we saw Microsoft Internet Explorer Use-After-Free Remote Code Execution Vulnerability (CVE-2013-1288) being exploited in wild. The issue occurred when handling the “CParaElement” object that was already freed and reused later and thus triggering the vulnerability. The issue was already patched by Microsoft on March 12, 2013. Discovering new zero-days can be a costly and time consuming business for malware authors. So it is speculated that the attackers may have reverse-engineered the patches to understand this vulnerability and craft an exploit. Though most systems would have already been patched, there would still be many unpatched systems during the first few days that attackers can compromise.
 

Conclusion

In total, we observed 11 zero-day vulnerabilities exploited in the first three months of 2013 affecting Oracle Java, Adobe Flash, Adobe Reader, and Microsoft Internet Explorer, which is quite high. This shows an increase in the finding and exploiting of zero-days. Plus the issues were discovered in popular applications allowing for maximum damage. Most of these flaws can be exploited over the Internet by enticing users to visit a site hosting the exploit. We also observed the attackers have started digging deeper to find vulnerabilities in the sandbox protection features of applications in order to bypass the restrictions for complete exploitation. A number of these flaws are used in different exploit kits and sold on the underground market.

Symantec recommends users to follow these best security practices:

  • Ensure all applications are up to date with the latest security patches. Even though a zero-day exploit cannot be patched, the latest updates will provide protection from previously disclosed vulnerabilities.
  • Ensure antivirus and IPS definitions are up-to-date.
  • Avoid visiting sites of questionable integrity.
  • Avoid opening files provided by untrusted sources.
  • Implement multiple redundant layers of security such as non-executable and randomly mapped memory segments that may hinder an attacker’s ability to exploit vulnerabilities.

Telugu Movies Continue to be Fraudster’s Favorites

Contributor: Avdhoot Patil

Promotion for Telugu movies has gained momentum in the world of phishing as they continue to be targeted with phishing scams. The phishing site featuring the movie “Brindavanam” is one example. In a more recent case, phishers used a captivating song from the Telugu movie, “Saitan” as bait.
 

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The phishing site displayed a picture from a captivating musical number from the movie “Saitan” starring Telugu actress, Santosh Samrat, and Sri Lankan film and teledrama actress, Akarsha, on the left side of the phishing page. The picture from the musical number was taken from the legitimate movie website. The phishing site was titled, “Samantha & Kajal Very Hot Song” but in fact, these celebrities were not a part of this movie. Phishers used the popularity of these celebrities to attract large numbers of Samantha and Kajal fans.

The phishing page then encouraged users to enter their login credentials and stated that after logging in, they could watch the video. After a user’s login credentials were entered, users were redirected to the legitimate movie website which featured a different song from a different movie, “Ye Maya Chesave”, starring Naga Chaitanya and Samantha Ruth Prabhu.

Due to the intimate nature of the musical number and the use of misleading names, phishers were probably hoping for a large audience, increasing the number of user credentials they could steal. If users fell victim to the phishing site by entering their login credentials, phishers would have successfully stolen their information for identity theft purposes. The phishing site was hosted on a server based in Montreal, Canada.

Internet users are advised to follow best practices to avoid phishing attacks:

  • Do not click on suspicious links in email messages
  • Do not provide any personal information when answering an email
  • Do not enter personal information in a pop-up page or screen
  • Ensure the website is encrypted with an SSL certificate by looking for the padlock, “https”, or the green address bar when entering personal or financial information
  • Update your security software frequently (such as Norton Internet Security which protects you from online phishing)

2013 ???????????????????????????????????????????

2013 年版の『インターネットセキュリティ脅威レポート』では、世界 157 の国や地域から 6,900 万件を超える攻撃の検出情報をまとめ、脅威を取り巻く現状を明らかにしています。今回のレポートでは、標的型攻撃や小規模企業に対する攻撃の増加に加えて、新たな脅威も続々と登場していることを報告しています。

標的型攻撃、ハックティビズム、情報漏えい

標的型攻撃は 2012 年に 42 パーセントの増加を示し、1 日当たりの平均攻撃件数も 116 件に達しました。これはデータ窃盗や産業スパイ事例の増加傾向とも一致しています。攻撃の標的にも変化が見られるようで、これらの標的型攻撃のうち、小規模企業が占める比率が 2011 年に比べて大きくなりました。従業員数 250 人未満の企業を標的とする攻撃件数が全標的型攻撃のうち 31 パーセントと、前年の 3 倍に達しています。そうした小規模企業からも貴重なデータを盗み出せること、そして小規模企業の防御が貧弱であることに攻撃者が気付きはじめたのは明らかです。業種別に見ると製造業が最多となり、標的型攻撃の 24 パーセントを占めています。

標的型攻撃のなかでも顕著な変化が、「水飲み場」型攻撃の登場です。狙った標的がアクセスしそうな Web サイトを改ざんし、その Web サイトにアクセスした標的のコンピュータにマルウェアを侵入させるという手口です。この手口を首尾よく広めたのが「Elderwood」という名前で知られるグループで、わずか 1 日で 500 社もの企業が感染被害に遭いました。

情報漏えいの件数は 2012 年になって減少しましたが、盗み出された個人情報の数は逆に増加し、ほぼ 2 億 4,000 万件に達しています。盗み出された個人情報の大多数は医療や教育、政府機関に関連するものでした。また、外部からの攻撃による情報漏えいの報告数が大半を占める一方で、内部に原因のある攻撃のリスクも依然として無視できません。

脆弱性の悪用とツールキット

ゼロデイ脆弱性は 2012 年は 14 件に増加し、脆弱性の総数は 5,291 件に達しました。モバイル環境における脆弱性も増加し、2012 年には 416 件見つかりました。サイバー犯罪者は、これらの脆弱性を悪用して標的のセキュリティを危殆化するので、パッチや更新が定期的に適用されていない場合、特に無防備になります。新しい脆弱性が見つかるペースは鈍化しているにもかかわらず、攻撃が 30 パーセントも増加したのは、IT 部門におけるそうした怠慢が最大の理由でしょう。

技術的なスキルを持ち合わせていなくても、悪用ツールキットを使えば誰でもサイバー犯罪に手を染められるようになりました。過去に見つかった、ブラウザやプラグインの脆弱性を攻撃に利用できるからです。2012 年には、Web ベースの全攻撃のうち実に 41 パーセントを、Blackhole と呼ばれる悪用ツールキットが占めていました。

ソーシャルネットワーク、モバイル、クラウド

ソーシャルネットワークはスパムの新しい発信源です。ソーシャルメディアを利用した攻撃のうち、56 パーセントが偽の広告でした。ソーシャルネットワークサイトでは個人情報が公開されており、しかもリンクやデータが他のユーザーと共有される傾向も高いため、スパム行為がますます容易になっています。そのほか、マルウェアをインストールさせる偽の「いいね」ボタンや、ユーザーを欺いて偽のブラウザ拡張機能をダウンロードさせる手口も横行しています。

モバイル環境における脆弱性も増え、Apple 社の iOS だけでも 387 件が報告されました。一方 Android プラットフォームでは 13 件の脆弱性しか見つかっていませんが、市場シェアが大きいことやオープンプラットフォームであること、そしてアプリケーションの配布手段が複数あることから、モバイルを狙う脅威の大部分が Android デバイスを標的にしていることも事実です(163 件中 158 件、ただし、重複分はカウントせず)。全体で見ると、モバイルマルウェアは 2012 年に 58 パーセントも増加しています。

クラウドコンピューティングを導入する企業も増えており、全体的に見ればコスト削減とともにセキュリティが向上していますが、クラウドもセキュリティ上の問題と無縁ではありません。信頼性の高くないクラウドプロバイダからでさえ、データを引き出すことは簡単ではありませんが、そのようなプロバイダを攻撃すれば膨大な量のデータが手に入ることに攻撃者も気付いています。今後は、クラウドのインフラを支えている仮想マシンも攻撃されるようになると予測されます。

スパム、フィッシング、マルウェア

ソーシャルメディアを利用したスパムが増加し、司法当局がボットネットを取り締まるなかで、従来型のスパムは減少を続け、電子メールの総数に占める比率は 2011 年の 75 パーセントから 2012 年には 69 パーセントにまで下がりました。定番のコンテンツとしては、医薬品関連にかわってアダルト/セックス/出会い系のスパムが主流となり、スパム総数の 55 パーセントを占めています。減少しているとはいえ、日々送信されるスパムメールは依然として 300 億通を数えます。サイバー犯罪者の戦術上の変化は、電子メールによるフィッシングの減少にも表れており、電子メールの総数に対する比率は、2011 年の 299 通当たり 1 通から、414 通当たり 1 通へと減少しています。

マルウェアは、電子メール 291 通当たり 1 通の割合で発見され、そのうち 23 パーセントには、悪質なコードが埋め込まれた Web サイトにリンクする URL が記載されていました。Web ベースの攻撃は、毎日およそ 247,350 件が遮断されており、2011 年と比較して 30 パーセントも増加しています。また 2012 年は、Mac を明確に狙ったマルウェアが初めて大規模に拡散した年でもありました。Java の脆弱性を悪用した Flashback による攻撃では、60 万台以上もの Mac コンピュータが感染しました。Mac 固有の脅威の数は現在、全体に増加傾向にあります。そのほか、コンピュータをロックしたうえでユーザーに身代金の支払いを要求するランサムウェアなどの新しいマルウェア攻撃も登場しています。

脅威を取り巻く最新の現状について詳しくは、『インターネットセキュリティ脅威レポート』の全編(英語)を参照してください。

 

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モバイルデバイスを対象にしたスパムメッセージについては以前のブログでもお伝えしました。昨年、電子メールによるスパムは前年比 66% にまで減少しましたが、逆にモバイルスパムは、それほどの大流行ではないまでも、しだいに広がりを見せつつあります。

現在、中央ヨーロッパで出回っているのは、「当選券」タイプのスパムです。筆者の知人も、わずか数日間で 8 人がこのスパムを受け取り、そのうち何人かは誘惑に駆られたものの、誰一人として引っかからなかったのは、さすがです。メッセージには、宝くじで 200 万ポンドが当選したと書かれていますが、そんな当選番号を選んだ心当たりも、そもそも宝くじを買った覚えもありません。このような手口の詐欺は、何年も前からさまざまなバリエーションが知られており、賞品も自動車からバカンスまで多岐にわたります。残念ですが、少なくともユーザーの手元に、謳われているような金額が転がり込んでくることはありません。そもそも買っていない宝くじで当選金がもらえるはずもなく、これは前渡し金詐欺の一種にすぎません。詐欺師は最終的に、謳われている賞金を獲得するには譲渡料金または経費を支払う必要があるとして被害者を欺こうとします。

疑問なのは、攻撃者がこの電話番号をどうやって手に入れたかということです。いろいろな方法が考えられます。アドレス帳を盗み出し、そうした情報を売買している何者かの元へと送信する不正モバイルアプリケーションも考えられますし、ユーザーの契約先サービスに侵入してデータを引き出している可能性もあります。あるいは、あるモバイルネットワークで考えられるすべての電話番号に総当たりし、次から次へと送信を試みているだけかもしれません。多くのキャリアは利用可能な番号をかなり隙間なく使っているので、有効な番号に当たる確率は、実際のところかなり高そうです。したがって、こうしたメッセージを受信したとしてもユーザー自身の責任とは限りません。友人のモバイルデバイスが感染して番号をアップロードしてしまった可能性も、あるいは詐欺師が単なる偶然で当たりの番号を選び出しただけという可能性もあるからです。

言うまでもなく、「当たり」を引いたのは詐欺師であって、ユーザーではありません。

いつものように、このようなスパムメッセージには返信しないでください。間違っても、当選を真に受けて仕事を辞めないようにしてください。

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Mobile Scam: Winning Without Playing

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We have blogged before about mobile spam messages, and while email spam declined in the past year to around 66%, mobile spam—although not yet that prevalent—is now gaining ground.
Currently the “winning ticket” theme is making i…